シルクハットをゴシックにデコレーション

 


 


2015.02.04 (Wed)




皆様こんにちわ。
今回紹介するのはこちら。



シルクハットのデコレーションです。
大きさ比較用に羊毛うさぎのヘドレを置いてます。



妖精帝國臣民としてのアピールもしっかりできてしまう、國章ブローチ(自作)付!
ではブローチの作り方も併せて製作過程を紹介していきます。


①材料を集めよう

今回使用した材料の一覧はこちら。

・土台となるシルクハット(amazonで\1000)
・黒い花のブローチ(雑貨店で\600)
・黒い羽根(手芸屋で10枚入り\700)
・リボン(家にあったもの)
・チュールレース(家にあったもの)
・ヘアーネット(ダイソーで\100)
國章ブローチの材料
・ブローチの土台となるミール皿(手芸屋で\300)
・歯車パーツ(amazonで\300)
・國章をプリントした用紙(家電量販店で\500)
・レジン液(UVタイプにしましたがなんでもいいです。ダイソーで\100)

合計金額は知りたくないのであえて書きません……(笑
でも家にあるものや既製品を流用することでそれなりに出費は抑えられたかも。


②國章ブローチを作ろう

まず、家電量販店で購入した、「ステッカー用シール台紙」に國章をプリントします。
ステッカー用紙にもいろいろありますが、今回は背景の透けない「ホワイトタイプ」を使用しました。
なぜステッカー用紙なのか?
別にコピー用紙でもいいのですが、コピー用紙は印刷面を保護しないとレジンでインクが滲むことがありますので…。
ステッカー用紙には耐水性の保護シートが付いているので滲む心配はなさそうです。
コピー用紙を利用する場合は、トップコートや透明シールなどで印刷面を保護するといいと思います。

それをミール皿に貼り付けます。
サイズがぴったりになるように切り抜いてね!





この時点で「もういいんじゃね…。」って気がしてきましたがもうちょっと頑張るよー。
上からレジン液を流し込みましょう。
普通のミール皿なら無問題ですが、今回は後ろにブローチピンが付いているものだったので、そのまま置いておくと斜めに傾いちゃって、変な感じで固まっちゃいました…。
水平になるようにピンのついてない部分に何かを置いて持ち上げておけばよかったですね…。
また、冬場で、しかも曇りの日だったために何日おいても固まらず苦労しました。
UVライトを買うべきでしたかね…。
冬場の取扱には注意です。



キラキラさせたかったのでネイル用のホロを入れました。
この後上からまたレジンを流して歯車を入れて、またレジンを入れて…と、層を作るようにしました。
何層かわけてパーツを入れると立体感が出てカッコイイですよね!
これで國章ブローチは完成です。


③パーツをハットに取り付けてデコっていこう

ここでやっと帽子の登場です。
何もつけていない状態。



まあ普通。
普通オブザ普通。
サテンリボンが巻かれていますが、そのリボンに折り目が付いてたり捻じれてたりしてカッコ悪い…のでまずリボンの取り換えから。
リボンというか、縁にレースを縫い付けてみました。



見づらくて申し訳ないのですが、縦ラインにもレースを付けてみました。
この作業が一番つらかったですね…。
何せ、針が通らないこと…。
石でできとんちゃうん!?とイラつくこともしばしば。
力を籠めすぎて変な折り目ができたら怖いし、神経を使う作業でもありました。
でもこの作業のおかげでゴシック感が増しましたよ。
この時にリボンも縫い付けておきました。
このリボンとレースはもともとカットソーに付いていた物でしたが、長いこと着てないし…と処分する時にレースとリボンだけ回収しておいたものです。
使えそうなものは取っておくのは大事です。
そしてそれを、勿体ない…と仕舞っておくのでなく使ってあげることが一番大事。

次に、飾り付けるためのパーツを作ります。



雑貨屋で購入した花のブローチに、グルーガンで黒い羽根を接着しました。
あとで羽根は3枚に増やしました。
バラの造花があればよかったのですが、このもふもふのブローチもボリュームがあって好きです。
そしてグルーガンで、「ヘアネット」を接着しました。



このあみあみはヘアネットなのです。
あれです、髪の毛をまとめる時のあれ。
円状に繋いでいたゴムをハサミで切って布状に伸ばしました。
この、ヘアネットを使うアイディアは、こちらのブログで紹介されていたものです。

SG14:はりこのトップハット(シルクハット)の作り方 -スチームパンク大百科S-

なかなか理想とするあみあみが見つからなかったのでこれには驚きです。
(ほんとはこの方みたいに一から帽子作りたかったんだけどな…)
この方のブログにはいつも制作面で助かっているので感謝してもしきれないです。
ありがたや。

ではブローチをつけていきましょう。



じゃーん!
更にゴシック度が増しました!
レースとリボン以外のパーツはブローチなので、いつでも好きな場所に付け替えられます。
更にパーツを増やして、気分で取り替えてもいいですね。



ベベが被るとちょっと重そうです。

最後に國章ブローチも付けて完成。



書き忘れてたけど、もふもふ羽根つきブローチはヘアクリップも付いてるので、単体でもヘッドドレスとして使えるのですよ。
いろいろ活用できるように!


帽子のサイズが大きめで、うまく被れない場合は、中に布を仕込むといいですよ。
厚手のリボンやフェルトを、帽子の内側にグルーガンで接着してサイズ調整をするといいです。
それでも不安な場合は、小さめのヘアクリップなどを縫い付けて髪に固定してもいいかもです。
この帽子も結構フェルトを接着してサイズ調整してます。
でもまだ不安なのでもうちょっと小さくしようかな。



これを見た臣民の皆様なら気づいたかもしれませんが、AstralDogmaのシルクハットをイメージしてます。
完全に同じではないですけど、パーツの位置とかを意識してみました。
歯車パーツの代わりに國章ブローチというわけです。

年末にアメ村の古着屋にいっていろいろ買ったわけですよー。
それでAstralっぽいコーデができたので帽子も欲しくなったわけです。



BPN(スカート、白ビスチェ)にミホマツ(アンダースカート)、ALGONQUIN(ベスト)なコーデ。
遠めから見てそれっぽければいいんですよこういうのは。
あくまでもコスではなくコーデなので。
そこ大事ですよ。
この組み合わせで着ていく機会もそうそう無いのですけどね…。
寒いし。


この帽子を作ったもう一つの目的は、「ゼミの研究発表会で被ること」!
割とフリーダムで、とても真面目な内容の人もいれば全力でネタに走ってる人もいるような発表会でした(笑
格式ばったとこではないのでね。
で、私の発表テーマが「マンガの「ゴスロリ」と現実の「ゴシックロリィタ」の違い」でした。
学校で、やれコスプレだのなんだの言われるのが悔しくて、せめてゼミの人たちだけでも分かってもらえるといいな…と!
結構好評だったのでよかったです。



こんな感じでした!(目つき悪い…。)
とっても面白かったですよ。
目的が果たせたので良かったですよ。


意外とネット上にハットをデコってる記事が無かったので書いてみました。
どなたかのお役に立てれば幸せです。



 





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